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8.マウスの繁殖のコツと注意点2(出産と子育て、離乳、注意点)

【いよいよ始まるマウスベビーとの暮らし】

ペアリングが成功してお腹が横に張り出して来るようになったら妊娠が確実だ。
妊娠がわかったらあまり触らないでそっとしておこう。母マウスは神経質になりがちだということもあるが、うっかり手から地面に落としても困る。

飼い主は出産に向けた環境を整えることにつとめよう。



【マウスの出産と子育て】

もし普段入れていないならば、出産に向けてケージに巣と巣材をいれておくとよい。人の視線が遮られないような環境ではマウスはストレスを感じ子食いをすることもある。
出産後数日はできるだけ飼育環境をいじらず、掃除も控えたほうがよい。理想は毛が生えてくるファジーと呼ばれるような段階になるまでそっとしておくと安心だ。ベテラン母マウスになるとピンクのうちから掃除しようと動じないが、経験の浅い母マウスは掃除のストレスで覿面に子食いをはじめるものがいる。

子育ては主に母マウスが行う。複数で入れておくと、他の雄や雌も積極的に子供を抱いたり集めたりしている姿が見られる。複数雌が同時に出産した場合は、皆の子供を一箇所に集めて保育園のようになっていることもある。

出産育児中は食欲も増す。今まで以上に餌を切らさないように注意し、無論水も常に飲めるようにしておく。ボトルの容量が心配な場合はもう一本設置してもよいだろう。

人間がマウスの出産育児のためにできることは、環境を整えることと、覗いたりかまったりしすぎないように注意することだけだ。普段はケージから出して遊んでいるようなマウスでも、離乳が完了するまではいじくらずにそっとしておきたい。

【離乳】

産まれたばかりの頃はピンク色だったマウスも、生後一週間もするとうっすらと毛が生えてきて、二週間もすれば色柄や毛質もわかるようになってくる。三週間もしたら離乳が近づいてくる。

毛が生えて来ると、目が開く前に餌をかじるようになる。餌は親と同じものでかまわないが、小さく弱い力でもかじりやすいような柔らかさや形状のものを少し入れておくと親の負担も減る。shippobank では野菜を入れたり、粉末や顆粒状の餌料を入れることもある。
この時期に餌が少ないと共食いの原因になりやすい。幼いうちはボトルの形状によっては上手く水を飲めずにそれが共食いの原因となることもある。やはり生野菜やフルーツなどを使って上手く水分補給しておくと安心だろう。

母マウスが後追い妊娠していた場合は、三週間ほどで次の子供が生まれてきてしまう。しかしまだ完全離乳させるには不安が残る。生後一ヶ月を過ぎて、体格も親の半分を超え、できれば3分の2程度までに育ってきてからのほうが安心だ。

離乳後は寒さに弱いので、できるだけ集団でかつ暖かくしておく。餌と水は多目に入れておいたほうがよい。

離乳直後のマウスは、大きさといい見た目といい、大変愛らしい存在だ。しかしその頃は別名ホッパーと言われるとおりぴょんぴょん飛び跳ねて収拾がつかない。手に乗せていると飛び降りてどこかに消えてしまったり、あたりどころが悪いと脳震盪を起こしてしまうこともある。落ち着いてくるまではあまりいじくりまわさない方がよいだろう。

【注意点】


ここに、マウスの繁殖に関する注意点をいくつかあげておこうと思う。

・後追い妊娠…雌の出産前に雄と分けないと、子供が生まれた直後にまた妊娠して、連続して子供を生んでしまう。雌にとって疲労の原因となるのはもちろん、後から産まれた子供が大きい兄弟に邪魔されて上手く育たないことも多い。後追い妊娠はできれば避けたいことのひとつだ。

・生存競争に負ける子供がいる…上述のように産まれた時期の異なる子供が一緒のケージに入っていると、大概は後から産まれてきた子供に乳が行き渡らずに上手く育たないことがある。同時期に産まれた子供の中でも育ちが遅い個体が他の兄弟に食べられてしまうことがある。スプラッタが生理的に受け付けない方は繁殖は避けたほうが無難だろう。

・産めずに死亡…母マウスが高齢だったり肥満だったりする場合、そうでなくても目に見えない内部的な問題が起因となり、妊娠しても出産することができずに死亡してしまうマウスもいる。出産後に子供を残して死亡してしまう母マウスもいるので、繁殖にはそういったリスクもつきものであることは覚えておきたい。

・子供の脱走…ケージの隙間から脱走、掃除の時に脱走、ホッパーを触っていて脱走などなど、子供が脱走するリスクは親マウスよりも高い。繁殖に用いるケージは脱走対策を施したものが安心だ。ホッパーのうちはむやみやたらと触らないことも逃がさない対策となる。別に幼いうちから触らなくとも、人懐っこいマウスは勝手に懐いてくるし、そうでないものは触られることを好まない。

・老化を早める…雌に度重ねて出産させると老化が早まる傾向にある。産後の肥立ちが悪く体調を崩す母マウスもいることを念頭におきたい。

・法律に抵触するおそれがある…動物取扱業の資格を持たずにペットとして飼育する場合は特に繁殖に関する制限があるので、繁殖を望むならばそのあたりも考慮したい。里親募集するからといって年に何度も繁殖させる行為は動物取扱業に抵触する恐れがあるので、その辺りはお住まいの自治体や動物愛護センターに相談されたい。



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