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5.マウスの日常の世話2(巣と巣材、掃除、用品選びや飼育の注意点)

【マウスの日常の世話2】

ハウスを入れる場合は中でおしっこをする可能性を念頭にいれて選ぶこと。つまりは、木製のものなど洗うことのできないものは使い捨てと考えるべき。
ティッシュの箱やトイレットペーパーの芯を使い捨てするのも便利でよい。

掃除はトイレとして使用しているところは多目に、それ以外の全体掃除も週に一度くらいはこころがけたい。マウスはハムスターに比べてにおいがキツい(特に雄)。

布製品は死亡事故の原因となるので使ってはならない。ハンモックなどはもってのほか。綺麗だから、フカフカだから、この繊維ならほぐれても糸状にならないからといって布をケージに入れることが流行っている昨今であるが、それはネズミのみならず小動物には危険であり、人で言えばピアノ線を張り巡らせた中で生活しているようなものなので、とにかく布はケージにいれない、近づけない。

回し車も事故の原因になりがちなのでおすすめできないが、見ている範囲内で使い、監視していないときは取り除くのであれば使っても構わない。

肥満は運動量ではなく、摂取している食べ物に起因する。もしくは遺伝的に肥満する遺伝子を持つマウスだと、なにをどうしたところで著しい肥満を起こす。

【巣と巣材】

巣(ハウス)を入れることで周りからの視線も遮られ、マウス自身も巣を作る生態が充足されてよい。
ハムスター用の小型のものを利用して構わないが、木製のものは綺麗に保つことが難しいことや、使われている金具や接着剤が心配なので、マウスの巣としては好ましくない。使うなら陶製やプラスチック製など洗いやすいものがよい。

逆に紙でできたものを使い捨てしていく方法もある。shippobankでは必要に応じて牛乳パックに切り込みをいれたものを巣として利用し、掃除の度に廃棄している。
1匹暮らしならばトイレットペーパーの芯がちょうどよいものもいる。

〈巣(ハウス)の素材〉
○ 紙製(使い捨て)、陶製、プラスチック製
× 木製


巣と同時に巣材も用意する。
新聞紙を裂いたものや、シュレッダーした紙、ティッシュペーパーやトイレットペーパーが向いている。
キッチンペーパーは物によって間にビニールが使用されているようなので避けた方が無難だろう。
小動物用に販売されている綿のものは首や手に引っ掛かり、それが絞まって取れなくなり事故の原因になることがあるので使わない。

〈巣材の素材〉
○ 新聞紙、シュレッダー、ティッシュペーパー、トイレットペーパー
△ 牧草、キッチンペーパー
× 綿


【掃除】

マウスは一ヶ所に排泄する傾向にあるが、イコール「トイレを覚える」というわけではない。
トイレを設置するかしないかは飼い主次第だが、あまりケージをごちゃごちゃさせるよりは餌入、ボトル、巣のみでシンプルに飼育した方が掃除もしやすく怪我もしずらい。

床材は一日から数日おきに全交換して構わない。巣材は汚れていなければよいが、それでも数度に一度は交換した方がよいだろう。

臭いが気になるときには、マウスを洗うのではなく、ケージや中に入れてある小物類の方を丸洗いすることをおすすめする。
しかしマウスは自分の臭いがなくなったことに落ち着かず、また盛んに臭いをつけるので、臭い対策はいたちごっこだ。

我が家でそれなりに臭い対策になると思ったのが置型ファブリーズ。あまり臭いの強くないものを選びたい。

下手にお香を炊いたりスプレータイプの消臭剤を使うと、嗅覚が敏感な小動物にとっては不愉快なこともあるようだ。気を付けたい。

【用品選びや飼育の注意点】

布製品はどんなものであっても入れてはならない。見た目がよく写真映えするので使っているシーンを見かける機会も多いし、実際に販売されているものも多い。しかし、大切な命にはかえられない。
「この子はかじらない」「この子はいたずらしない」「この素材なら糸状にならないから使える」などの過剰な期待は、文字通り首を絞める。
げっ歯類ですらないフェレットでも布製品による首吊り事故が現実に起きているので、殊更布製品には注意したい。
かじりはじめたらあっという間だ。日頃の点検なんて何の意味もなさない。

回し車などの運動器具はペットの業界団体も推進しているが、私は事故のもとになるので使用を控えるべきであると考えている。
使うならば見ているところでのみの使用とし、忘れずに撤収したい。

他の動物がいる環境でもマウスを飼育することができる。
ただ、弱肉強食の世界ではマウスは食われるものである認識をわすれずにいたい。猫や犬でも全く狩猟本能のないものもいるが、全てではない。
shippobankでは多くの犬猫や鶏(れっきとしたネズミ補食者)もいるが、マウスと接触しないように注意している。

猫や犬が入らない部屋はないという場合であっても、ケージを二重にしたりすることで対策は可能である。
他の動物がいるからといってこれほどかわいいマウスの飼育を諦めるなんて人生の損失だ。

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3.マウスの餌を考える(実験動物用ペレット、市販品、メリットデメリット、与えてはいけないもの)

【ペット用のマウスに向く餌とは】 本来草食性の強い雑食だが、共食いも頻繁にし、動物性タンパク質もかなり好む。 そもそもがネズミなので、結構な粗食でも、逆に飽食であっても対応はする。彼らの消化器系は我々人間なんかよりもずっと優秀だ。しかし、ペットとして共に暮らすならば、よりよい餌を考えてあげたいのが飼い主であろう。
実験動物用のペレットは餌としての選択肢のひとつだが、それだけだと貧弱な体(脂肪ばかりついて骨格に似合わずぶくぶく太ることを含む)になってしまうものもいる。 骨と脂肪のバランスのとれた体を作るためにはハムスターフードのみや実験動物用ペレットのみの飼育では足りないが、間違った餌を与えるよりはそれらを与えるのも仕方のないことかと思われる。

shippobankでは当ハウスで使用している餌も販売しているので、必要な方はお問い合わせいただきたい。
水は体のわりに相当量を飲むので、ボトルなどを利用して常に新鮮で綺麗な水が飲めるようにしておくことが大切。 カラーによっては遺伝的に肥満をおこすものもいる。

【実験動物用ペレット】 繁殖用、飼育用、肥満用など、ステージにあわせたいくつかの種類を入手することもできる。私が購入していたときは実験動物用飼料メーカーから直接仕入れていたが、現在はやっていない。 なぜなら使用感に満足したことがないからである。 そもそも「実験動物」用の餌だ。私たちが飼育している家庭動物とは本来の意味合いが異なる。
家庭動物は、ライフステージや性別はもちろん、個々の好みや運動量、体調、飼育環境、その他諸々にバラつきがあって当たり前だ。実験動物のように均一化した後にデータをとる必要もない。 人間でも幼児や青年、老齢といった個々の状況に合わせて私たちは食事を作る。同じ中学生男子でも、文系部活とサッカー部では必要な食事も異なって当たり前であろう。実験動物用ペレットに限らず市販品ではそのあたりを追求するのが現実問題難しい。
実験動物用ペレット至上主義な飼育者も多々見受けられるが、全体のバランスを見て色々な餌を加えて調整していくとよい。
メリット 妙なもの与えるよりはこれの方がよい。これと水だけでとりあえずは飼育可能。デメリット 実店舗で扱っていることが少ない。高価。使用感に満足するとは限らない。
【ハムスターフード等】 市販されているハムスターフードは、固形ペレ…

1.マウスの生態(概要、体重、寿命、性別判定)

【マウスってこんな生き物】 本来は夜行性だが、ペットとして飼育されているものは日中でも起きていることもある。 基本的に群れで暮らすが、雄同士はケンカをするものも多く、傷をつけられたりひどいときには殺されてしまうこともある。雄同士でも仲良くできるコミュニティーもあるが、基本的に雄同士は一緒に飼育しない方が安心。 雌は複数でも飼育可能な個体が多い。

【マウスの体重、寿命等】 マウスは個体により多少体格の差がでる。特に雄の方が雌よりも一回りほど大きくなる傾向にある。
遺伝的に肥満を起こすものもあり平均体重は一概には言えないが、成獣で20から30グラム位の体重のものが多い。小柄な個体ではこれよりも軽いが健康的なものもいる。また、腫瘍によって体は痩せていても体重が減少しないものもいるので、体重だけを健康の目安としないように注意したい。

寿命は2~3年だが、一年を過ぎると白内障がでたり、被毛がばさついてくる個体もいる。一方で2年を過ぎても健康に繁殖する雄もいるので、人間同様平均寿命にとらわれず、その個体に見合ったケアを心がけたい。

【雄雌の見分け方】 生後一ヶ月もすると離乳も終わり、性別も確認しやすくなってくる。 性別判定は肛門と生殖器の距離及び睾丸の有無で判断する。雄は距離が長く、その間に睾丸がはりだしている。 マウスの雌は、ハムスターに比べて肛門と生殖器の距離が離れているので、慣れない人は戸惑うところもあるかと思う。その場合は主に睾丸の有無で判断するとよいだろう。 ただし雄でも睾丸が降りてくるのが遅いものがいたり、気温や緊張などの条件で引っ込んでしまっているものもあるので、一度きりの性別分けで満足せず、その後も時期をかえてまた確認した方が確実である。

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7.マウスの繁殖のコツと注意点1(性成熟と妊娠期間等、ペアリング)

【マウスを殖やそうと考えるなら】 生後二ヶ月から三ヶ月ほどで繁殖可能になる。 繁殖させるなら雌は早めに子供を生ませた方がよく、逆に一年近くたった雌に初産をさせるのは避けたい。人でも高齢になってからの初産は問題が起きやすい。 子食いや共食いがマウスではよくみられる。複数で一緒に子育てするが、心配であれば妊娠雌のみを別のケージに入れて出産子育てさせてもよい。
一度に10匹以上産むことがあり、後追い妊娠をすることもあるので繁殖はよく考えて行うことが望まれる。




【ネズミ算って知ってる?性成熟と妊娠期間等】 マウスは雌で生後2ヶ月過ぎ、雄で生後3ヶ月ほどで繁殖が可能になってくる。妊娠期間は二十日鼠の名前の由来になったとおり1ヶ月弱ほど。一度に4匹から18匹ほどの子供が生まれる。産子数が少ないときはおなかのふくらみが目立たずに妊娠に気づくのが遅れることがある。また、あまり数多く生んだ場合は全てを育てきれないことも多々ある。
若いうちは繁殖能力も高く産子数も多いが、年齢と共に特に雌では繁殖能力が落ちてくる。1才を超えた雌マウスを繁殖するのはリスクが高いのでやめよう。逆に雄は高齢であっても繁殖能力をもつので、雄は長く繁殖に関わってもかまわない。
「ネズミ算」と言うのはどんどん殖えていく様をあらわす言葉だが、実際にはそんなに都合よく殖えやしない。しかし、無計画な繁殖は個人では飼育しきれない数まで殖えてしまうこともある。一度に産まれる子供の数を踏まえて、また雄同士一緒に飼育できない可能性もふまえて、繁殖を考えるならば計画的にしよう。
【ペアリング】 基本的にマウスのペアリングは難しくない。雄と雌を同じケージに入れておけば妊娠する。雄1匹に対して1匹の雌でも良いし、複数の雌でもよい。
中には背中に飛びついて噛みつくような個体がいるので、そのようなものは雄雌共に集団飼育に向かない。 また、人に対して攻撃的であったり、ひどく臆病な個体はあまり繁殖には向かない。体の機能に問題があるものや病気の治療中のマウスも繁殖はやめておこう。親マウスはできるだけ性格や体格がよく、かつ若くて健康なものを選びたい。