【マウスの品種】 マウスには数多くの突然変異があり、色々な名前がつけられている。 大概ハツカネズミというと、白くて目が赤く毛の短いもの想像する人が多い。こういった見た目を呈するのはアルビノと呼ばれる突然変異がほとんどだ。実験動物としても有名なこちらが一般的になりすぎて、野生色であるアグーチの影は薄い。 本来のマウスは、短毛+アグーチで、他の色や毛質の変異を何も持たない。アグーチというのは茶系の色で、よく見ると一本の毛が美しい多層の色構成を成している。 この短毛のアグーチから色々な突然変異が生まれた。自然に発生したものもあれば、実験室で意図的に産み出されたものもある。 shippobankではマウスの飼育がペット目的のために外見的な変異を起こしているものを扱っているが、世の中の研究室には生化学的な研究を目的とした内面的な変異を起こしているマウスも多い。 マウスなくしては我々人類は今のような医療を受けたり多数の薬品や化粧品などを使えるようにならなかったことだろう。 【毛質】 ペットマウスの毛質は組み合わせも考えると数が多くなる。ここでは代表的なものを紹介したい。詳しくは今後アップする品種に関するコンテンツをご参照いただきたい。 ○毛の長さに関するもの○ ・短毛 毛の短いもの。野生種はこれ。 サテン、ロゼッタ、レッキス、フリジーなどの毛質の変異とコラボする。 ・ロング 毛の長いもの。大人になるにしたがって長さが目立たなくなり短毛と見分けがつきずらくなる。 サテン、ロゼッタ、レッキス、フリジーなどの毛質の変異とコラボする。 ・アンゴラ 毛の長いもののなかで上下毛両方とも長くのびるもの。大人になっても毛が長いまま(特に雄)。 幼いうちはロングロゼッタと一見区別つかないものもある。 サテン、ロゼッタ、レッキス、フリジーなどの毛質の変異とコラボする。 ・ヘアレス 毛のないもの。 ○毛の艶に関するもの○ ・サテン 毛の艶がよく絹織物のようにみえるもの。 ショート、ロング、アンゴラ、ロゼッタ、レッキス、フリジーなどの毛質の変異とコラボする。 ○毛の巻き方に関するもの○ ・ロゼッタ 腰の辺りの毛が渦巻くもの。出方は均一でな
【マウスの病気】 心配なことがあれば獣医さん。まずこれが基本である。 ただ、我々も紙で指を切ったり、少々の頭痛が始まったところで、すぐさま医者にかかる人はまれであろう。ここにいくつか、よくおこりうるトラブルをあげてみる。獣医師によってはほぼ犬猫専門の方もおり、あらかじめ小動物に強い獣医師を探しておくとよい。shippobankではあらゆる動物を診ることのできる獣医師を紹介しているので、心配なことがあったらたずねていただきたい。 【よくある症状】 猫や犬、鳥などから外部寄生虫がうつることがあり、獣医さんにいけば薬がもらえられる。皮膚の異常は感染症やアレルギーが原因のこともある。 くしゃみをする場合は、床材のアレルギーが一番に疑われる。アレルギーで脱毛することもあり、床材を別のものにかえるのが対処法である。他にも強い臭いのアロマオイルやお香でくしゃみをおこすものもいる。 風邪のような症状のひとつとしてくしゃみがおこることもあり、この場合は獣医さんで薬がもらうとよい。 細菌などの感染による下痢をおこすこともある。こちらも獣医さんで薬がもらえる。 雄が複数いる場合は痩せてきたり、怪我をするものもいる。その場合はいじめられている可能性があるのでケージを分けた方がよい。 【加齢と寿命】 生後一年ほどすると白内障や腫瘍ができるものも多々いる。手術は小さなネズミの体にとっては多大な負担となるので、より良い老後に向かってよく考えることが大切だ。 老化は徐々に進行する。 加齢はあらゆるところに影響する。覇気がなくなり、毛質もボサボサしたり白髪になったり抜けてきて、あまり動かなくなる。イライラして他のネズミに噛みつくようになる個体もいれば、逆に何をされてもぼーっとしている個体もいる。 歳をとればとるほど体温調整が上手にいかなくなってくるので、寒い時期は保温を、暑い時期は涼しく過ごせるように調整してあげたい。 餌もあまり固いものは食べずらくなるものもいる。野菜やゼリーなども使って食餌をとれるようにしたい。あまり動けないようならば餌を体のそばに撒いておいてもよい。 目を閉じて惰眠を貪るようになり、体温が冷えてくるようになったら、複数飼育の場合は隔離しよう。そのまま死亡すると共食いされてしまうことがあり、それを防ぐ