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3.マウスの餌を考える(実験動物用ペレット、市販品、メリットデメリット、与えてはいけないもの)

【ペット用のマウスに向く餌とは】

本来草食性の強い雑食だが、共食いも頻繁にし、動物性タンパク質もかなり好む。
そもそもがネズミなので、結構な粗食でも、逆に飽食であっても対応はする。彼らの消化器系は我々人間なんかよりもずっと優秀だ。しかし、ペットとして共に暮らすならば、よりよい餌を考えてあげたいのが飼い主であろう。

実験動物用のペレットは餌としての選択肢のひとつだが、それだけだと貧弱な体(脂肪ばかりついて骨格に似合わずぶくぶく太ることを含む)になってしまうものもいる。
骨と脂肪のバランスのとれた体を作るためにはハムスターフードのみや実験動物用ペレットのみの飼育では足りないが、間違った餌を与えるよりはそれらを与えるのも仕方のないことかと思われる。

shippobankでは当ハウスで使用している餌も販売しているので、必要な方はお問い合わせいただきたい。

水は体のわりに相当量を飲むので、ボトルなどを利用して常に新鮮で綺麗な水が飲めるようにしておくことが大切。
カラーによっては遺伝的に肥満をおこすものもいる。


【実験動物用ペレット】

繁殖用、飼育用、肥満用など、ステージにあわせたいくつかの種類を入手することもできる。私が購入していたときは実験動物用飼料メーカーから直接仕入れていたが、現在はやっていない。
なぜなら使用感に満足したことがないからである。
そもそも「実験動物」用の餌だ。私たちが飼育している家庭動物とは本来の意味合いが異なる。

家庭動物は、ライフステージや性別はもちろん、個々の好みや運動量、体調、飼育環境、その他諸々にバラつきがあって当たり前だ。実験動物のように均一化した後にデータをとる必要もない。
人間でも幼児や青年、老齢といった個々の状況に合わせて私たちは食事を作る。同じ中学生男子でも、文系部活とサッカー部では必要な食事も異なって当たり前であろう。実験動物用ペレットに限らず市販品ではそのあたりを追求するのが現実問題難しい。

実験動物用ペレット至上主義な飼育者も多々見受けられるが、全体のバランスを見て色々な餌を加えて調整していくとよい。

  • メリット 妙なもの与えるよりはこれの方がよい。これと水だけでとりあえずは飼育可能。
  • デメリット 実店舗で扱っていることが少ない。高価。使用感に満足するとは限らない。


【ハムスターフード等】

市販されているハムスターフードは、固形ペレットタイプや種子ミックスなど、実に沢山の種類がある。
使用動物に「マウス」とあっても、必ずしも使用感に優れるものというわけではない。

まず、固形ペレットでは着色料の目立つものは使わない方がよい。排泄物に色素成分が出ると体調の変化に気づくのが遅くなることがあるからだ。
種子ミックスの場合はヒマワリの種がやたら多いものは好まれるが肥満になりやすく、コーンが粒のまま入っているものは真ん中の胚の部分しか食べずに無駄になってしまうところが多い。

どうしても一種類だけ選ばねばならないのならば、最も実験動物用ペレットに似たものを選ぶようだが、実際のところはマウスの様子次第で色々と混ぜて与える方がより好ましい。

また最近は高価な専用餌料も手に入らなくはないが、それらも果たして値段に見合う使用感が得られるかは微妙だ。残念ながら高いお金を出したものがその個体に向く餌とは限らない。

  • メリット 入手しやすい。安価。種類が豊富。
  • デメリット 着色料や香料の問題。使用感に満足するとは限らない。


【与えてはいけないもの】

小動物や犬猫に与えてはいけないとされているとのはひととおりやめておいた方が無難であろう。
× チョコレート、塩や砂糖の入った菓子類、葱やタマネギ類、ニンニク、ホウレンソウ、イカタコ、貝類等、その他味のついた人間用食品
○ キャベツやコマツナ等の灰汁の少ない葉物野菜(与えすぎ注意)、リンゴ(身の部分)、バナナ、ペット用チーズ等


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1.マウスの生態(概要、体重、寿命、性別判定)

【マウスってこんな生き物】 本来は夜行性だが、ペットとして飼育されているものは日中でも起きていることもある。 基本的に群れで暮らすが、雄同士はケンカをするものも多く、傷をつけられたりひどいときには殺されてしまうこともある。雄同士でも仲良くできるコミュニティーもあるが、基本的に雄同士は一緒に飼育しない方が安心。 雌は複数でも飼育可能な個体が多い。

【マウスの体重、寿命等】 マウスは個体により多少体格の差がでる。特に雄の方が雌よりも一回りほど大きくなる傾向にある。
遺伝的に肥満を起こすものもあり平均体重は一概には言えないが、成獣で20から30グラム位の体重のものが多い。小柄な個体ではこれよりも軽いが健康的なものもいる。また、腫瘍によって体は痩せていても体重が減少しないものもいるので、体重だけを健康の目安としないように注意したい。

寿命は2~3年だが、一年を過ぎると白内障がでたり、被毛がばさついてくる個体もいる。一方で2年を過ぎても健康に繁殖する雄もいるので、人間同様平均寿命にとらわれず、その個体に見合ったケアを心がけたい。

【雄雌の見分け方】 生後一ヶ月もすると離乳も終わり、性別も確認しやすくなってくる。 性別判定は肛門と生殖器の距離及び睾丸の有無で判断する。雄は距離が長く、その間に睾丸がはりだしている。 マウスの雌は、ハムスターに比べて肛門と生殖器の距離が離れているので、慣れない人は戸惑うところもあるかと思う。その場合は主に睾丸の有無で判断するとよいだろう。 ただし雄でも睾丸が降りてくるのが遅いものがいたり、気温や緊張などの条件で引っ込んでしまっているものもあるので、一度きりの性別分けで満足せず、その後も時期をかえてまた確認した方が確実である。

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7.マウスの繁殖のコツと注意点1(性成熟と妊娠期間等、ペアリング)

【マウスを殖やそうと考えるなら】 生後二ヶ月から三ヶ月ほどで繁殖可能になる。 繁殖させるなら雌は早めに子供を生ませた方がよく、逆に一年近くたった雌に初産をさせるのは避けたい。人でも高齢になってからの初産は問題が起きやすい。 子食いや共食いがマウスではよくみられる。複数で一緒に子育てするが、心配であれば妊娠雌のみを別のケージに入れて出産子育てさせてもよい。
一度に10匹以上産むことがあり、後追い妊娠をすることもあるので繁殖はよく考えて行うことが望まれる。




【ネズミ算って知ってる?性成熟と妊娠期間等】 マウスは雌で生後2ヶ月過ぎ、雄で生後3ヶ月ほどで繁殖が可能になってくる。妊娠期間は二十日鼠の名前の由来になったとおり1ヶ月弱ほど。一度に4匹から18匹ほどの子供が生まれる。産子数が少ないときはおなかのふくらみが目立たずに妊娠に気づくのが遅れることがある。また、あまり数多く生んだ場合は全てを育てきれないことも多々ある。
若いうちは繁殖能力も高く産子数も多いが、年齢と共に特に雌では繁殖能力が落ちてくる。1才を超えた雌マウスを繁殖するのはリスクが高いのでやめよう。逆に雄は高齢であっても繁殖能力をもつので、雄は長く繁殖に関わってもかまわない。
「ネズミ算」と言うのはどんどん殖えていく様をあらわす言葉だが、実際にはそんなに都合よく殖えやしない。しかし、無計画な繁殖は個人では飼育しきれない数まで殖えてしまうこともある。一度に産まれる子供の数を踏まえて、また雄同士一緒に飼育できない可能性もふまえて、繁殖を考えるならば計画的にしよう。
【ペアリング】 基本的にマウスのペアリングは難しくない。雄と雌を同じケージに入れておけば妊娠する。雄1匹に対して1匹の雌でも良いし、複数の雌でもよい。
中には背中に飛びついて噛みつくような個体がいるので、そのようなものは雄雌共に集団飼育に向かない。 また、人に対して攻撃的であったり、ひどく臆病な個体はあまり繁殖には向かない。体の機能に問題があるものや病気の治療中のマウスも繁殖はやめておこう。親マウスはできるだけ性格や体格がよく、かつ若くて健康なものを選びたい。